BENKADI セカイ

今ここで、アフリカとつながる。その3

【一夫多妻も悪くない?!】

この話題はもっとずっと後にする予定だったのですが、訳あってもう書くことにしました。

ギニアは、一夫多妻が認められている国です。

実際に、たくさんの奥さんを持つことができる人というのはお金にゆとりのある人だけ。結婚はせずに、あちらこちらで子供を作っている、という男性の方が多いようです。

全く平等に愛情をかけるというのはものすごーく難しいこと。

何人かの奥さんの中で誰が一番かというもめごとは当然発生し、えげつない争いになることも多いようです。

これ、子育てでも起きますけどね。

また、感染症のリスクの面から見ても、一夫多妻は良くないことと言われるものです。

 

さて、ここからが私の個人的な考えです。

ギニアに行って印象的だった風景のひとつが、子供を連れた数人の女性が一緒に働いているところでした。

日本での、幼児は保育園に預けられ、父は職場へ行き、家庭では母が孤独に働く・・・というバラバラなスタイルに何とも言い難い違和感を感じていた私にとって、それは本当に心休まる、自然な風景だったのです。

もちろん、仕事の内容自体は日本の家事など比較にならないハードさです。

でも、そんな作業をおしゃべりしながら、時に歌いながらやっているママたちからは、私が母から感じていた孤独感や緊張感は感じられませんでした。そして、こどもにとっても、いろんな大人の中で育つというのはいいことだと思いました。核家族では、どうしても両親の考えだけが絶対的な力を持ってしまい、そこから抜け出すのにかなりの苦労をしなくてはならないことが多いと思います。

これは絶対、日本でもやるべき!と思った私は、自分の経営していた菓子屋でそれを実現しようと試みました。小さなお店に20代から70代まで、障害を持つ方も含めて一時は7人の女性が集い、私は長男をおんぶして朝から晩まで働いていました。形は、十分にギニア的だったのですが、はっきりしたイメージを持っているのは私だけ。

何度か話をしましたが、私の伝える能力の低さと、日本の一般的な価値観の差で、目指すところまでたどり着けませんでした。

あれから数年が過ぎ、私は2児の母、シングルマザーとなりました。そして再び、女性が力を合わせて暮らす必要性をひしひしと感じています。一人では手が足りない、やりきれない。

日本はとても便利な国ですので、ありとあらゆる子育てサービスがあり、家事を簡単にするツールもたくさんあり、やりくりする方法は考えられます。でも、私がやりたいのはそうではないのです。

畑で野菜を育て、薪で暮らし、できる限り電化製品を使わない。村社会にもそれなりに関わっていたい。食べるための家畜も飼いたい。こどもはなるべく預けたくない。その上、アフリカに関わる仕事をやっていきたい・・・

めちゃくちゃワガママ?かもしれません。

でも、共に暮らしてくれる方がいれば不可能ではないと思うのです。

なので、真面目に、募集してます!あ、一夫多妻の話題でしたが、「夫」はいろいろとややこしくなるので抜きで、女たちで助けあって生きようではありませんか!ということです。

シングルマザー大歓迎、心が女性である男性も可です。